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海辺散策ビーチコーミングの記録。


by hana-ikada

敦賀遠征(2)チドリマスオ

常宮神社は、安産信仰と、海の守り神として地元の方に親しまれているようです。
立派な神殿ですね。周りにも多くの神様が祀られていました。

樹齢を重ねた様々な木々が手入れされて、どこを眺めても気持ちの良い場所でした。
滝も落ちて水遊びもでき涼しそう。

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入り口には貝殻が置かれていました。

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「ますほの小貝」とは、チドリマスオのことで

17世紀に松尾芭蕉がこの地(色浜)を訪ね歩いた際、詠んだ貝ということらしいです。

もともと西行の句「夕染むるますほの子貝拾ふとて色の浜とはいふにやあるらん」を気にして

訪ねたところ、芭蕉はその景色にいろいろ思い出して(笑)寂しい気持ちになったとのことですが。

今とはだいぶ様子が違っていたのでしょう。



この貝を拾ってみたいと話したところ、kinさんが前の浜へ連れて行ってくれました。

最初は無いと思いましたが、目が慣れてくるとところどころに打ち上がっていましたよ(^^)
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チドリマスオガイ Donacilla picta ハマグリ目チドリマスオガイ科  相模湾~九州 




Commented by beachcomberjp at 2016-07-10 22:05
常宮さん、エエところでしょう。
オレのお気に入りです。特に拝殿!!
ここでギター弾くと、気持ちよいですよ。
Commented by hana-ikada at 2016-07-10 22:26
ありそうで無い素敵な場所ですね。
目の前が海で、風通しが良くて、紫外線も気にならなくて(笑)
音響もよさそうで潮騒の音も絡んできそう~一日いても飽きないでしょう。
(目の前を行き交うトラックはやや残念ですが、目を瞑れる範囲です)
Commented by 尚 nao. at 2016-07-13 22:06 x
チドリマスオガイ、分布は相模湾〜になってますが、
名前も聞きませんし、ほとんど見られないでしょうね。
生物の種類によっては相模湾の内側よりも、福井の方が暖流の影響を受けているものが見られますね。
もちろん水質など環境の善し悪しもあるでしょうけれど。
Commented by hana-ikada at 2016-07-14 15:35
小さく地味ですが、かわいい貝ですね。
拾った浜は、千葉・神奈川とは違う感じでした。
細かい石粒が多く、水もきれいで波も静か。
流れてきたイネの籾があったのですが
雰囲気が似ていると思いました。
Commented by くちべにがい at 2016-08-03 19:08 x
芭蕉の「奥の細道」によれば、土地の人は「ますほ貝」と西行能手を知っていた、とあります。芭蕉は敦賀に西行の真似をしてこの貝を拾うために出かけるのです。

また芭蕉お得意の脚色で喜んでいたのは芭蕉だったのか!
字だけ追うとベニガイかとおもいましたが、たくさんひろえるようなので浜の色も色が変わるくらい打ち上がることもあるのかな。
Commented by hana-ikada at 2016-08-11 16:10
仰る通り、芭蕉は西行の句を意識していたようです。
謳った貝の真相はわかりませんが、想像が膨らみますね。
出向いた東北の各所も同様ですが、松尾芭蕉は観光であちこちで活用されていて
その存在感に驚かされます。
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by hana-ikada | 2016-07-10 21:50 | Comments(6)